3/11 東日本大震災の日によせて

今日は東日本大震災より10年
被災され命を落とされたすべての皆様のご冥福をお祈りしますとともに
ご遺族の皆様に心より御悔やみを申し上げます

 

妙立寺にても本日ご供養のお経を手向けさせていただきました

東日本震災から10年ということで多くのメディアが取り上げています

地震や津波の映像を見るたびに本当に想像を絶する被害に言葉を失います

被災された皆様のご苦労とこれまでのご尽力を考えますと、安易な言葉で言い表してはいけないように思いました

報道の中で10年一区切りという言葉が使われていましたが
ご遺族、被災された方々にとって一区切りなどはないんだということも強く感じました

お子様を亡くされたお母様が
「自分があの子を思わないとあの子の存在がなくなってしまう気がして」
という言葉がとても心に残りました

僧侶として、人々の悲しみに向き合う立場として
ご遺族様が故人様へ思いを馳せ 故人様を偲ぶ
そのことご供養における一番大切なこととなります 

それはご遺族様の悲しみを癒していく方法ともなるのです

 

その思いを届ける 心に寄り添う

大切な役を担っていることに身が引き締まる思いをあらためて感じました

3・11 東日本大震災の日によせて