鏡開き

 

1月11日 今日は鏡開きですね♪

最近は年末になるとスーパーでも簡単に飾れる鏡餅が売られていて

大きいものは後ろの蓋を開けると小分けにされたお餅が出てくるので

とても便利になりました。

 

本当に鏡餅をつくると鏡開きの日はお餅を木槌で割ります。

これは包丁で切るのは切腹をイメージするとか、縁を切るとか

縁起が悪いとされたからです。

鏡開きという名前自体も

切るのも割るのも言葉として縁起が悪いので

開くにしたわけですが、

 

簡単に飾れる現代の鏡餅の場合も

蓋を開いて小分けにするので

ちゃんと鏡開きという名前にあっていますね。

 

でも、今朝テレビニュースのアンケートで鏡餅を飾りますか?という問いに

4割の方が飾らないと答えていて

すこし寂しい気持ちになりました。

 

ついこの間、これもニュースで見たのですが

日本に来ている外国の方が、日本のお正月に関わる文化を体験していて

「日本の文化にはそれぞれにSTORYがあって、とても興味深い 素晴らしい!」と言っていました。

 

それは例えば鏡餅は年神様を迎える為のお供えであり

二つ重ねるのは陰陽を表し、幸福と財産が重なり縁起が良いということだそうです。

他にも

端が赤い和紙(四方紅)の上に鏡餅をのせるのは四方から禍を避けるため

鏡餅の上に乗せるのはみかんではなく、橙でこれは代々家が続くように

下にはさんで飾る裏白は夫婦仲睦まじく、白髪になるまでの長寿祈願、

ゆずり葉は新しい葉が出てから古い葉が落ちることから代々家系が続きますようにという意味があります。

 

鏡餅以外も、お節料理やお年玉、しめ縄飾りなど

それぞれ意味がありますね。

お正月だけではなくその他の行事も

ひとつひとつに理由があり、

日本人が大切にしてきた心が現れているのだと思います。

 

サッカーのワールドカップでも日本人の振る舞いが賞賛されていましたが、世界の中で益々日本人が活躍していくためにも

日本人として大切にしてきた心を

古くからの行事を通して学ぶ、自然と身につけることは

大事なことではないかなと感じました。

 

今日は大好きなお汁粉にお餅を入れて食べたいと思います。